持続可能な農村とジビエ!?

 

農閑期は講演などの出番が増えます。というより、農繁期はお断りしてます(^^;; 農作業員が1人抜けると支障が出るからです。そして農閑期の講演も、4児の母としてはなかなかタイヘンなんですが、2年連続でお米の出来があまり良くなかったので、背に腹は変えられない、というのが実情です(^^;; 阿蘇は噴火で灰を吹き出し続けているし。

 

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実は人前で話すのはあまり好きではなく、いい加減、慣れてはきてますが、好きか嫌いかと言えば、嫌いな部類です。でも、人前で話す事で、自分がやっている事の見直しになったり、それに対して色んなフィードバックを頂けるのは有り難い。自分ではたどり着けないご縁を頂けるのもプライスレス。この1ヶ月ちょっとで4つぐらいの出番があり、準備に追われてます。その中でもちょっと変わりネタをご紹介します。

 

2/15に開催された『くまもと⭐︎農家ハンターサミット 持続可能な農村地域を考えよう』という1日がかりのシンポジウム。

 

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世界のSDGs&ジビエ最前線って…

マニアックな感じがプンプン。でも、農村の鳥獣害は年々深刻さを増しており、年間、兆単位の対策費がかかっているとかいないとか。悪循環が起きているんです。

 

農家人口が減る→耕作放棄地が増える→山の荒廃で餌が減っているケモノたちが里に降りてくる→農村人口が減っているので止められない→ますますケモノが繁殖する→住みにくい・耕作しにくいので人口が更に減る

 

こんな感じ。その中で、農家自身が立ち上がり、罠をしかけてケモノを射止め、せっかくだからジビエとして美味しく頂いちゃおう、というアクションを起こした農家仲間がいまして。そんな彼らに呼んで頂きました。最近は平日だとキッズフリーで登壇できることもあるのですが、基本は娘との登壇が基本。

 

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自由人の彼女は、舞台と客席を気ままに行き来する(笑)

 

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午前と午後のプログラムの合間に振る舞われたジビエ料理が超絶おいしかった。いや、本当に美味しかった。どれだけ美味しかったかと言うと、4歳の娘が躊躇なく「おかわり!」と自分から貰いに行くぐらい。なんでこんなに美味しいかと言うと、農家ハンターの仲間たちが、ジビエ用の食肉加工施設を作ったから!農業だけでもタイヘンなのに、本当に素晴らしい。感服です。彼らの写真を撮り忘れた…

 

博報堂楽天のバリバリやり手と一緒に登壇させてもらって、またもや得難いご縁を頂きました。と言っても、この世界、実は狭いので、このお二人とは既に面識アリだったのですが、ゆっくりお話ししたのは初めて。いや〜楽しかった。みんなでイノシシピース。流行らないかな、これ(笑)

 

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言うは易し行うは難し 〜農家がエネルギーも作れたら良いのに〜

農家が食べ物だけじゃなくエネルギーも作る社会を目指して早18年。実際にそれができている社会をドイツで目の当たりにし、なんで日本でもやらないんだろ?という素朴な疑問から取り組み始めましたが、まぁハードルが多い、多い。法律や制度のせいにしてしまうのは簡単ですが、それがないとできない、と諦めてしまうのはもったいないので、ジワジワと出来ることからやり続けて来た感じです。思い描いていた理想とは少し規模や完成度が違いそうですが、就農20周年までには何となくでもカタチにできるんじゃないかな、と言うところ。まだまだ道半ばですが、ちょっとご紹介します。

 

O2Farmは昨シーズンより、軽油ではなく軽油代替燃料を使ってトラクターやコンバインを動かし始めました。せっかく環境保全型農業に取り組んでいるのに、農機具を動かすのに化石燃料をバンバン使うのがずっと気になっていたので。使用済みの天ぷら(つまり植物油)を精製して蒸留までしたバイオディーゼル。友人が熊本県で10年前から事業化したクリーン燃料。自分たちで生み出した燃料ではないですが、顔の見える製造者さんから調達している植物由来のエコ燃料(=脱化石燃料)なので、気分が良いです。

 

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そして、車検が切れるタイミングで、自家用車を電気自動車に切り替えました。大きな出費でしたが、こちらも脱化石燃料に向けた具体的な取り組みです。目下、その電気自動車を自宅の屋根に載せた太陽光発電で充電できるように準備を進めているところです。

 

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実はホントはこんなの↓をやるつもりだったんですが、不測の事態で頓挫。ソーラーシェアリングと言う、農地で農産物も電気もつくる仕組みなんですが、パネルを地上から離して設置さるため設置コストが高くなるのがネック。でもまだチャンスは伺っています。

 

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こちらは頓挫しましたが、諦めの悪い私は、某有名ブランドのショーウィンドウに使われていた新古品パネルを譲り受けて、電気自動車の充電や農産物の加工に使おうと準備を進めています。また報告します!

 

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ブランド品には縁がないですが、伝統品は大事にしてます。雛祭りの準備ができた実り多い週末でした。

 

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母親記念日

双子の息子が14歳の誕生日を迎えました。つまり、母親になってから14年。結婚してもなかなか子宝に恵まれなかった私たち夫婦にとっては待望の、しかもWで嬉しい双子がこの世に誕生した時の感動を改めて思い返しました。既に身長は超され、一丁前の態度をとっていますが、生まれてきてくれたことに感謝するのが誕生日。そんなもんですよね、きっと(^_^;) 誕生日には、近くのイチゴ園でイチゴをたくさん摘んできてケーキを作るのも恒例。でもきっとそんな誕生日も来年で最後になるんだろうなぁ。再来年は高校生になってるはずの双子です。

 

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友人からもらったHAPPY BIRTHDAYの飾りをつけたら、見様見真似でローマ字が書けるようになった4歳児。

 

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長引いていたインフルエンザ後の咳がようやく治ったので、久しぶりに森の幼稚園に参加できました。スタッフさんが毎回送って下さる自然児たちの写真に萌え。

 

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娘が完治したところで三男が発熱。コロナの猛威は恐ろしいですが、家族が多いとちょっとした風邪でも蔓延するのでそれなりに恐怖。母、頑張りますp(^_^)q

 

 

 

暖冬で日差しもポカポカ、心もポカポカ

まるで春!阿蘇は「九州の北海道」と言われる寒冷地で、夏は最高だけど、冬は極寒…なはずなんですが、病み上がりの娘が半袖で外に出るほどの陽気です。

 

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ミニトマト農家さんが、「早く熟し過ぎて甘味が出ない」と言っていました。私にとっては十分すぎるほど甘いトマトなんですが、ゆっくり熟すともっと甘くなるんだそうです。お米も最後、稲刈り前にどれだけ熟させる事ができるかで甘さが変わりますので、同じことなんでしょう。

 

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千客万来のO2Farmですが、新年も早速、素敵なゲストが続々と来て下さっています。年明け早々、弾丸スケジュールで来てくれたのは、デザイナーでありアーティストであり、映画や製品づくりなど様々なプロジェクトに関わられているkingさんと、数々のチャリティーコンサートを企画・運営されている成瀬久美ちゃん。多才で多忙で何でもこなす謎めいた2人の美女が来てくれた時は、枯野の花という感じでパーッと周囲が明るくなりました。

 

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それから、昨日は北海道からスター農家の寺坂さんが来て下さりました。年商1億以上を稼ぎ、メディアにも沢山とりあげられるスゴイ農家さんなんですが、実はここ3年ほどスランプに陥っていたとのこと。経営規模も内容も全くレベル違いの方なのに、不思議と共通点がいっぱいで、夜中まで「あるある〜」と大はしゃぎで盛り上がりました。沢山の貴重なアドバイスも頂きました。そしてそんなスター農家さんに餃子を包むのを手伝ってもらうという(笑)寺坂さん、ありがとうございました!

 

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で、その寺坂さんが講師をされるセミナーに参加するために市内のホテルに行ったところ、な、ん、と!大学1年生の時に体育の担任だった吉田先生とバッタリ!25年ぶりの再会で、いや〜、ビックリしました。嬉しかったな〜。

 

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そんなこんなで、やっぱり人とのご縁や繋がりで生きているなぁ、と思う日々。なんだかんだ言っても最後は人。スペシャルゲストももちろん嬉しいし刺激もありますが、近所から来てくれる友達や、遠くもないけど近くもない所から駆けつけてくれる後輩、恒例の冬場のリフォームを手伝ってくれる仲間たちにも元気をもらって、そろそろ1ヶ月が過ぎようかという2020。スランプだった昨年よりは良い年になりそうな…気がします🤗

出鼻をくじかれた(^^;;

さて、ブログを再開して1週間。なんと娘と同時にインフルエンザ発症…。この1週間、完全に引きこもっておりました(^^;; というわけで、たいしたネタがない(^^;;

 

こんな時はあれですね。改めて念頭所感というか、今年やりたい事、今年だけじゃなく今後やっていきたい事についてツラツラ書いてみようと思います。お付き合い下さい。1枚目の写真は、インフル2日目に地元で開催されたどんどや(どんど焼き)。参加できませんでしたけど。音だけ聞こえてきたので、竹の弾ける爆発音を布団の中から楽しみました。

 

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なんとなくお祭り騒ぎになりそうな今年。オリパラ盛り上がってない、とか言われながらも、ラグビーW杯であれだけ盛り上がれる国ですから。かくいう私は学生時代からラグビー好きなので、ちゃっかり満喫しましたけど(^-^)v オリンピック・パラリンピックですよ!?始まればそれなりに盛り上がるはず。死人が出ない事だけは心から願ってますが。暑いんで。

 

オリパラといえば、私は接点ないですが、私の母は、パラリンピックの通訳ボランティアを4大会にも渡って勤めた功労者。50年前の東京パラリンピックが彼女の人生の原点だったと言っても過言ではない人物です。既に後期高齢者となっている母ですが、女性建築士として障害のある方の住宅を専門に設計してきた半生でした。最近はよくメディアにも登場し、50年前のボランティア仲間たちと、「パラ選手を自宅に呼ぼう 〜お茶プロジェクト〜」なる活動を繰り広げています。自分が若い時に海外から来た選手たちと仲良くなった事で得た楽しさを今大会でも若い人たちにも是非味わってもらうと同時に、海外から来た選手たちに日本のおもてなしを楽しんで頂けたら、というのが本来の目的です。が、裏目的としては、パラ選手を呼ぶ事で自分の家のバリアフリーチェックをする意味もあるそうで。車椅子で通れるのか、視覚障害聴覚障害の方が来れる家なのか、それはひいては、自分たちのリスク回避にも繋がります。ご興味のある方は、ご連絡くださいませ。

 

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書く事ない、とか言って、まだ序盤だ(笑)

オリパラはオリパラで、やると決まったからには成功して欲しいです。ほんとは、「農業女子的おもてなし」ってヤツもやりたかったし、ちょっとぐらいはやるかもですが、全国各地にいる仲間たちと事を進めようとするとなかなか大変で…。照準を2025大阪万博に延ばしてゆるゆる進めていければと思ってます。因みにこんなの↓。せっかくなら東京とか大阪だけじゃなく、自然豊かな日本のSATOYAMAも楽しんで頂こうという企画で、グランピングだとイメージがちょっと違うので、暮らし体験とか、そんな感じで考えてます。農業女子プロジェクトのメンバーでチームはできてるんですけどね。色々とハードルがありまして。

 

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で、ここから本題笑笑。

私が今年やりたいのは、頂きものの産業廃棄物(と言っても新古品)の太陽光パネルで、電気自動車の充電と農産物の乾燥(ドライフルーツなど)ができるようにすること!もうね、欲張らないで、それだけやります。

 

フィリピンや口永良部島での火山噴火。オーストラリアの森林火災。阪神淡路大震災から25年が経った今日。観測史上初の震度7を記録したあの地震から、東日本、熊本、北海道など各所で発生している大地震、そして今後も東海トラフだけでなくいつどこで大規模な地震が起きるか分からない昨今。身を守る努力と、何か起きた時になるべく平常心と平常な状態を保てる備えをしておくしか方法はない!と少なくとも私は思っている訳です。

 

コメ農家のレジリエンシーはそれなりに高い。保存が効く穀物なので。でもそれだけじゃ不安なので、旬の野菜や果物をドライフードにしておけば、普段は販売して、いざという時は非常食にできる。しかも自家発電でそれをしておけば、いざという時は、その電気で充電や走行ができる。そーいう訳です。今年の一歩は小さいものかもしれない。でも、その一歩からしか始まらない。正確に言えば、最初の一歩は去年踏み出したんです。トラクターの燃料を化石燃料から植物由来の燃料に変えた。でも、それってどちらかと言えば地球温暖化防止としての意味合いが強かったので、我が家の「最強レジリエンシー」に向けた取り組みは2020年が元年です。熊本地震からもうすぐ4年。あの経験を元に色々試行錯誤してきた事を、いよいよカタチにしていきます。資金力ないので一気にはいけませんが、徐々に進めていきますので、こちらのブログでも紹介していきますね。

 

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進化していくO2Farmの今後をどうぞお楽しみに!!

 

ブログ再開

O2Farmの大津えりです。

長らくお休みしていた(サボっていた)ブログを再開するのが今年の目標。週一ペースを保てるよう、努力したいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

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今年のお正月は、大晦日に麻雀を覚えた息子たちが父親相手に「もう一回!」「もう一回!」と勝負を挑み、我が家は雀荘と化しておりました(笑)夫にとっては「いつか息子たちと4人で麻雀がしたい」と言っていた夢が叶ったお正月でもありました。

 

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息子たちばかりではありません。4歳の娘まで「シャーペー」などと呟きはじめ、末恐ろしいです(^^;;

 

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もちろん麻雀ばかりやっていた訳ではありません。築130年の古民家で迎えるにふさわしく、お雑煮や御節をつくり、また凧揚げや初釜もして、ザ・日本のお正月、を過ごしました。

 

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本年が皆様にとりまして実り多き年となります事をお祈りしております。私たちも、2年連続で不作でしたので、ことしこそは!

test

2020年は初心に戻ってブログを再開したいと思っています。

そんなわけで、スマホアプリからちゃんと投稿できるのか、テスト投稿させて頂く次第です。人の目には止まらないかもですが。

三日坊主にならないよう、頑張りまーす。

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