持続可能な食文化の日

今日は、「持続可能な食文化の日」なんだそうです。

 

それが何の日かよく分からないのですが、先祖代々の農家の本家であった嫁ぎ先の家には仏壇と神棚があって、毎日欠かさずとは言えないのですが、できるだけ毎日、ご飯とお線香をあげてお参りしているので、こーいうことなのかな、と思う次第です。

 

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初夏から夏の景色になりつつある南阿蘇。梅雨入りしたものの、今のところ晴れや曇りの日が続いていて、雨が降ったら映画でも観に行きたいな〜と思っているのになかなか行けません。

 

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持続可能な、というより、遺したい食文化がこれ。具沢山のお味噌汁とご飯に副菜を加えた、一汁三菜のシンプルな和食。去年、思い切って新卒で入った会社を1年で辞めて南阿蘇に移住してきた20代女子のカナちゃんが、昨年9月に「おみそしる倶楽部」なる朝ごはんカフェを始めてから早いもので9ヶ月。週2〜3回の営業ではありますが、なかなかの人気店になってきてます。丁寧に出汁からとって、地元産のこだわりお味噌を使ったお味噌汁は、優しい味がして、美味しいのももちろんだけど、心まであったかくなる。この食文化が持続していけるように頑張ろという意欲が湧いてきます。

 

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そしてこちらは、持続可能性を目指した新たなスタイル。友人が本日(6/18)に神奈川県相模原市でオープンした会員制の観光ブルーベリー農園「さがみこベリーガーデン」。耕作放棄されて荒れていた土地の開墾から始めて3年でここまでやり遂げた友人には、心から敬意を表します。実はこれ、私の「叶わなかった夢」の1つなんです。ウチの畑でも「発電+ブルーベリー」をやりたくて、数年前に計画し、電力会社の許可も得て金融機関にも相談していたのですが、あまり想像できない理由で頓挫。もちろん、ガッカリもしたのですが、ウチの場合は、どうしても景観保全との天秤にかけて悩んでいたところがあり、計画がポシャった時に、「あ、阿蘇の神様が反対したな」と思いました。なので、どこでもできるスタイルではないと思いますが、エネルギーと農業の掛け算は、今後「シン持続可能な食文化」として根付いていって欲しいです。

 

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こちらは、熊本県山都町で作られている「巻き柿」。ものすごい手間のかかった伝統保存食ですが、竹の皮や稲藁を使った、まさにサステイナブルな農山加工品。干し柿のタネをとって何重にも重ねてできています。切るたびに感動する一品です。

 

相変わらず支離滅裂ですが、「持続可能な農業」ではなく、「食文化」だってところがミソで、微力ながら、お米を作るだけじゃなく、食文化を繋いでいく立場にある者として、精一杯がんばりたいと思う次第です♪

 

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